阪急うめだ本店で開催された「鉄道模型フェスティバル2019」に参加しました。(4)
(3)の続きです。

次は、Nゲージ主要メーカーの新製品発表のブースの紹介です。
まずはMODEMO(株式会社ハセガワ)から。



同社製品はご覧のように、東京都電などの路面電車、江ノ電や箱根登山鉄道といった小型車両が幅を利かせている会社の車両の模型化に特に顕著だと思います。

続いては、マイクロエースです。

わたしが注目していた、近鉄田原本線用ワンマン運転用の8400系2種類の展示を見ることができました。これは田原本線開業100周年を記念した2018(平成30)年にかつての奈良線の名車、820系のカラーを復刻した8414編成です(台車は金属ばね)。
もう一つは近鉄現行色で空気ばね台車装備の編成(8416編成)です。

先頭車を拡大。
8000系後期グループと同じラインでリア装備車で、低くなった屋根、その分大きくなったクーラーカバー、金属ばね台車など、同じ近鉄一般車を送り出したグリーンマックスに引けを取らない仕上がりとなっています。ヘッドライト、テールライトは点灯しますが、方向幕は点灯しません。

このほか、京阪京津線を走る800系の新・旧塗装2種類(画像中程)も発売されます。
ちなみに、現在JR九州に所属し、JRグループで唯一車籍のある「軌道検測車」マヤ34-2009が、今年の12月に再生産が予定されています。

今度はグリーンマックス(GM)。

今や、完成品の販売が主流となりつつあるGM。
会場では、地元関西の車両の新作が公開されていました。
京阪3000系の現行スタイルのモデルや、近鉄、阪急の各車両の新製品が展示されていました。

この中で「イチオシ」と思われる、近鉄の観光列車、青の交響曲(シンフォニー)(16200系)。
しかし、3両で価格が23,500円(税抜き)とは割高だと思いました・・・。

他社線(山陽電車線)に乗り入れる阪神の車両の新製品の紹介もありました。
画像の阪神9000系”たいせつ”がギュッと。のラッピング編成のほか、同じく阪神1000系のラッピング編成、山陽5030系も展示されていました。

GMお得意(?)の国鉄形通勤電車の新製品の展示も。
今回は、先ごろ大阪環状線から引退した201系体質改善車の一連のシリーズ。
もちろん、大阪環状線で活躍したオレンジ色の201系も。
最後まで活躍した編成(LB9編成)の8両セットが、32,500円(税抜き)。
やはり、割高感が・・・。

先頭車をよく見てみると、JR西デザインのドアステッカーや「弱冷車」の表記も。
Nゲージでここまで再現してあるのは、すごいところだと思いました。

お次はKATOです。

後述のトミックスと”競作”となった、87系寝台ディーゼルカー「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」。
こちらは、10両フルセットで特別企画品として発売されます。
(特別企画品≒いわゆる「限定生産品」)

あと、個人的に気に入ったのが、画像左のキハ58系の「スターターセット」。
いかにも「通好み」な感じがします。

最後はトミックスです。


前述の通り、KATOと競作となった「TWILIGHT EXPERSS 瑞風」。
トミックスでは、10両フルセットの限定品、5両基本セット、同じく5両増結セットの3種類で発売されます。
同社の車両仕様の新規格、プログレッシブ(PG)仕様の採用、室内灯は組み込み済み。
その分、価格は従来品より高めの設定となりました。(基本セット28,000円、限定品48,000円(それぞれ税抜き))
このほか、EF81形の大幅リニューアル品なども展示されていました。

一方、TOMYTECの「鉄道コレクション」では、鉄道友の会の今年のローレル賞を受賞した、観光列車700系「ひえい」と一般形721号車の2種類の未塗装品がターンテーブルにて展示。
また、ある意味「変わり種」(失礼)の「鉄顔コレクション」などの展示もありました。

最後に紹介するのは、今や「懐かしのなにわを走る地下鉄」となった、50系2種(谷町線6両セット、千日前線4両セット)の製品。展示されていて、興味津々になりました。

そんなわけで、両セットほしかったのですが、予算の都合で谷町線の方を購入しました。
模型は、1975(昭和50)年頃に大阪市営地下鉄(当時)号線カラーの制定後にアッシュグリーンの車体にラインカラーが施された姿を再現しています。

モデルとなった5069編成は、50系4次車特有の水平に近いファンデリアカバーの形状や戸袋窓の寸法が低くなった姿や、回送運転台を備えた連結面などを再現し、中間に5700形(元200系→1200形の電装解除車)を挟んだ姿を再現しています。
画像向かって奥から5069、回送運転台装備の5592、そして5700形5723です。
5700形は元は1200形を名乗っていた50系よりも古い車両で、ウインドシル(客用窓下の桟)付の連窓や丸みを帯びたファンデリアカバーなどが特徴です。

前面は行先表示器横にあった通風孔を板でふさいだ跡など、実車を忠実に再現しています。
わたしが50系へ乗車したのは、おぼろげな記憶でも数えるほどしかありませんが、やはりどこか懐かしく感じてしまいました・・・。
(つづく)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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