シリーズ「2014年版 スルッとKANSAI 夏の3dayチケットを使って」3日目「神戸電鉄(神鉄)に初乗車」(1)
今シリーズの最終回は、先月30日のお話です。
使用3日目となった今回は、まだ乗車したことのない、神戸電鉄(神鉄(しんてつ)、以下「神鉄」)に初めて乗車したのでした。
事前に神鉄のHPなどで調べた結果、今回は列車本数の比較的多い、神戸高速線、有馬線、三田(さんだ)線、公園都市線の4路線に乗車しました。
ちなみに、残る粟生(あお)線は、土休日の日中は後述しますが、運転本数が1時間に1~2本しかない、いわば過疎(かそ)路線なのです。
余談ですが、この日は鉄コレ京阪大津線600形4次車 鉄道むすめラッピング2両セット を守口の京阪百貨店で購入してから出向いたのでした。
ここで往路の経路を簡単に説明します。
京阪守口市駅乗車→淀屋橋駅下車→大阪市交御堂筋線に乗り換え、梅田駅まで乗車→阪急神戸線の特急に乗車し、終点の神戸高速鉄道の新開地駅で下車。
さて、このあと同じ神戸高速鉄道に乗り入れている、神鉄の新開地駅へ向かうこととなるのですが、時刻が11時半を廻っていたので、お昼を摂ることにしたのでした。
最初は新開地駅構内のメトロこうべ名店街というところで・・・と構内図を見ると・・・。
駅そば という、どこかで聞いた名前。
そして、高速そばという名前のお店を発見
そのお店へ向かったのでした。
初めて見た、食券販売機・・・。そして、初めて食べる「駅そば」。
ここで少し考え、スタミナそば(だったと思う・・・)と、お稲荷さん一皿を注文しました。
店内では、女性のご主人が、ひとつひとつ手作りでそばを作っていたのと、おいしいそば(麺が太い、スープが澄んでいた)を食べながら、神鉄のホームの構内アナウンスが聞こえてくるという、一昔前の汽車旅のような雰囲気に浸ることができたことが、今となっては良き想い出となっています。
お腹を満たした後、いよいよ神鉄に乗車です。
今回は、神鉄の車両などの撮影用にコンデジを、モバイル鉄道スタンプラリー「eKish(エキッシュ)」や簡単な撮影用にスマホを用意しました。
神鉄新開地駅構内にあった、沿線案内図です。
改札を出ると、関西のターミナル駅(阪急梅田駅など)でよく見かける頭端(とうたん)式のホームが見えました。
上の画像のように、1番線と2番線が有馬、三田方面、3番線と4番線が三木、粟生方面というように、乗り場が振られていました。
このあと、ホームへ入って、車両の観察(笑)です。
最初に見たのが塗装など、車体がかなり傷んでいるように見えた、3000系の普通三田行きでした。
画像は後期に製造された3015編成で、前面の尾灯が初期に製造されたものと異なるほか、その塗装からウルトラマン電車というニックネームがあります。
次に見たのがこちら。
粟生線(3.4番線)用ホームです。
1969(昭和44)年から製造された、1100形が並んでいます。
この1100形は、神鉄でも標準的な両開きの2扉車です。
現在は全車冷房化改造を済ませています。
車体側面の表示器です。
「後付け」なので、近鉄の車両と似たような感じです。
さあ、いよいよ乗車です。
粟生方面には向かいませんが、この1100形の走りを堪能したかったので、先発列車である、急行粟生行き(11時57分発)に乗車しました。
(部分的ですが)車内の様子です。
乗車した新開地駅の次の駅が湊川(みなとがわ)駅で、有馬線の起点駅は、この湊川駅となります。
有馬線の最大の特徴は、全線の7割が勾配区間という、大都市近郊の通勤路線では例を見ない山岳路線なのです。
そのため神鉄の車両は、電動車の比率が高め(4連の場合、全車もしくは3両が電動車)となっています。
新開地駅から20分ほどで、鈴蘭台駅に到着です。
この駅で、有馬線と粟生線に分かれます。
向かいのホームに停まっている、先ほど見た3000系の三田行きの列車と接続します。
このあと、いったん改札を出ました。
鈴蘭台駅の駅舎です。
再びホームへ上がりました。
新開地の方向には、留置線が見えました。
新開地方面のホームを望みます。
床下には抵抗器がズラリとならんだ1100形(上)と、神鉄初のVVVF車で、現在は最大勢力(40両)である5000系(下)を見ることができました。
この志染(しじみ)行きの普通列車を見送ったあと、わたしは三田行きの列車に乗車しました。(つづく)
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コメント
こんにちは~。モモパパです~。
神戸電鉄。
通称「しんてつ」って言うんですか。
僕、乗ったことありません。
かなり個性的な車両のカラーリングですね。
投稿: モモのパパ | 2014年9月15日 (月) 09:17
モモのパパさんへ
こんばんは。
いつも、コメントありがとうございます。
神戸電鉄(1988年に、「神戸電気鉄道」から社名変更され、「しんてつ」という通称が付きました)の歴史ですが、神戸有馬電気鉄道として、1928(昭和3)年に開業した当初は、有馬温泉へアクセスする「遊覧鉄道」でした。
その後、神戸高速鉄道への乗り入れや北神急行電鉄の開業、そして公園都市線を新たに開業させ、「準大手私鉄」と呼ばれるまでになりました。
自分も初めて乗車したので、HPや手持ちの本などで事前に下調べをしたのち、出向きました。
ちなみに現在の塗装は、1986~1992年に現在のカラーリングに変更されました。また、1999年に乗降扉の塗り分け部分の変更をあらためて行いました(一部除く)。
投稿: 京阪快急3000 | 2014年9月15日 (月) 21:30