念願の「くずはモール SANZEN HIROBA」へ(2)
こちらの記事の続きになります。
さあ、これから3505号車の車内へ入ります。
後側の扉から入りました。
すると・・・???
なんと、なんと
貫通路側の化粧版が、あの彩雲(さいうん)模様、向かって左側には、泰西(たいせい)名画を飾る、あの走る画廊が見事に再現されていました
さらに、さらに
広告入り(くずはモールですが)の座席まで
復元させるために、京阪サイドがどこかに保管していたのかもしれませせん。
座席の番号プレートも、しっかりと再現されています。
縦長の広告枠には、1972年4月当時の路線図(京阪電車 観光案内図)が再現されていました。
このあと、車両前方へ移動しました。
車内全体がきれいに整備され、当時(そのままではないですが)のテレビもしっかりと再現。
運転台は、5月16日から開始された運転体験ができるようになりました。
さて、テレビですが・・・。
当時のテレビ(20型ブラウン管テレビ)の枠を再現していました。
映像は、以前発売された、旧3000系のDVD(現在は再編集したブルーレイ版とともに発売中)でした。
では、運転体験の方を見てましょう。
この運転体験では、前面(運転士からの目線)だけではなく、側面の車窓も同時に楽しむことができるのです!!
映っているのは、寝屋川車庫です。
と、いうことは・・・?
はい(^^)。
まもなく最寄り駅に到着します。
最寄り駅を出発しました。
次に停車する駅などのデータは、貫通扉左下に見える小型のモニターで分かるようになっています。
香里園駅に到着です。
今回は急行のコース(淀屋橋-香里園間)を体験されたようです。
この運転体験では、急行のコースのほか、特急(淀屋橋-枚方市間)、普通(中之島-守口市間)と、計3種類のコースがあります。
この運転体験は、約20分楽しめます。
ただし、ネットによる事前予約が必要となります。
それでは、再び車内の様子を見てみましょう。
まさに、デビュー当時に近いかたちで、きれいな状態で復元されています。
側窓の上段は開いた状態となっています(この窓は固定されていて、動かすことはできません)。
種別表示器のある窓は、開きません。
ここも要チェック箇所です
。
なんと、補助いすの注意書きまで再現されているでは、ありませんか。
思う存分、車内を見学後、前の扉から外へ出ました。
「テレビカー」のロゴマークに、当時としては豪華だった座席、「3505」の車号表記など、繰り返すようですが忠実に再現されていて、「言うこと無し!!」です。
この車両を知らない世代の方でも、この3505号車1両だけで、かつての京阪のフラッグシップだった3000系特急車の素晴らしさを知ることができますね。
3505号車の横には、京阪線全線の駅の今昔写真を並べたパネルが展示されていました。
「SANZEN-HIROBA」は、これだけではありませんよ。(つづく)
*****************************
info:京阪では、2200系がデビュー50周年、7000系と8000系がデビュー25周年を今年(2014年)迎えることとなり、今月19日より記念乗車券(京阪線1日乗車券)の発売、記念乗車券の購入者を対象に記念スタンプラリーの開催、また、2200系、7000系、8000系の全編成(一部例外あり)に特製HMを掲出して運転されます(11月16日まで)。
詳しくはこちらをご覧ください。
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コメント
こんにちは~。モモパパです~。
車内の内装もデビュー当時とほとんど変わりなく再現されてるんですか。
僕は乗ったこと無いですけど「テレビカー」は有名でしたね。
当時のシートや部品は保存してあったものを使用したのでしょうかね。
投稿: モモのパパ | 2014年7月12日 (土) 09:18
モモのパパさんへ
こんにちは。
手持ちの古い京阪の本の写真を見てみると、まさにデビュー当時(もしくは全盛期)の姿を再現したものだと言えますね。
当時の京阪は「ハトのマークのテレビカーの京阪特急」を前面にPRしていました。(自分が子供の頃なので、記憶はあいまいですが・・・)
当時のシートや部品は、おそらく、この3505号車を復元させるために、どこかで保存してあったものを使用したのかもしれませんね。
投稿: 京阪快急3000 | 2014年7月12日 (土) 10:39
中に入れるのは、良いですね!
ロマンスシート、これがイイですよね。無料特急らしい、ほどほどリラックス感ある車内。これが、モールの中って、凄いですよね。
投稿: キハ58 | 2014年7月13日 (日) 21:32
キハ58さんへ
おはようございます。
いつも、コメントありがとうございます。
そうです。
この3000系特急車のシートは「ロマンスシート」と呼ばれていましたね。
でも、そのルーツは戦前(600型(旧1550型))までさかのぼります。
これで特急料金がいらないのですから、現在もそうですが、「京阪特急」は本当にお得です。
でも、あの3505号車が、京阪グループの商業施設である「くずはモール」の中に復元保存されるとは・・・。
おっしゃる通り、すごいです。
投稿: 京阪快急3000 | 2014年7月14日 (月) 06:16
すっかりご無沙汰しております。
貴殿も3000広場に行って来られたのですね。
私が訪れた時は人が多くて中はまともに撮影できませんでした…
ほぼ往年時の姿に戻った3505車を目にして、子供の頃を思い出しました。
投稿: kaz_eg6 | 2014年7月23日 (水) 12:04
kaz_ez6さんへ
こんにちは。
こちらこそ、ご無沙汰しております。
はい。
6月以降に、時間と気持ちにゆとりが出来たので、ようやくこの「SANZEN-HIROBA」に足を運ぶことができました。
平日の午後に行った関係か、人は少なく、ゆっくり観察することができました。
「ここまで忠実に復元させた」のには、本当に感動しましたよ。
自分が小2の頃ですが、母に連れられて、京橋駅からわざわざこの「3000系の特急」に乗って、京都の大文字の送り火を観にいったのを思い出しました。
これなら、会いたい(見たい)時に、いつでも会えるわけですね。
次回は、京阪の「スタンプラリー」で行くことになりそうです。
投稿: 京阪快急3000 | 2014年7月23日 (水) 16:40