シリーズ「52年間ありがとう 交通科学博物館」(2)
こちらの記事の続きになります。
ひかりレールスターの普通個室を見たあと、そのとなりに置いてあったのが・・・。
1965(昭和40)年に使用されていた、乗車券印刷機というものです。
そのあと見たのが、こちらです。
鉄道記念物に指定された、EF52形電気機関車の1号機です。
このあと、後から見ることにしている鉄道ジオラマショーの開始前の様子を見に行きました。
続いて、こんな企画を(当時)催していたので、見に行きました。
ここで、ブルートレイン(以下、ブルトレ)を牽引する機関車に掲出されたHM(ヘッドマーク)を紹介します。
ブルトレの元祖として、登場当時はその豪華さから、走るホテルの称された「あさかぜ」。
そのとなりの「あかつき」も今となっては「懐かしい」ですね・・・。
さて、こちらですが・・・。
もともとは「富士」、「はやぶさ」と、それぞれ独立した列車だったのですが、合理化(運用の効率化)の関係で、晩年は「富士/はやぶさ」と、2つの列車を1つの列車に仕立てたのでした。
「はやぶさ」は、ご存じの通り、現在は東北新幹線E5系用列車の愛称として、親しまれていますね。
このHMですが、現在隔日、大阪-札幌間で運転されている、超豪華臨時寝台列車トワイライト・エクスプレスです。
この列車も、現在建設が進んでいる北海道新幹線が開業すると同時に廃止(列車に使用されている車両の老朽化も関連している)される公算が見えてきている段階です。
※2014.5.28.追記:この「トワイライト・エクスプレス」ですが、車両の老朽化を理由に、今年度をもって引退との発表がありました。
ではここからは、ブルトレのテールマーク(客車の最後尾に掲出されているもの)と、ブルトレのパイオニアである、20系客車の模型を見ていきましょう。
こちらが、20系時代の「あさかぜ」のテールマークです。
最初は(電車特急もそうでしたが)、ご覧のように文字(ローマ字入り)のみでした。
70年代後半~80年代前半に流行したブルトレブームによって、牽引する機関車が掲出するHMともに、このテールマークもイラスト(図案)化されていきました(模型の客車は、ナハネ20形寝台客車)。
2012年3月のダイヤ改正で、臨時列車となった(2013年以降は、設定なし)日本海も、最初は20系客車でした。
模型のナシ20系客車は、この交通科学博物館に1両保存展示され、平日は弁当の販売、土休日はレストランとして活用されていました。
一部は、寝台特急電車581系・583系も用いられていた「明星」、「彗星」、「なは」。
「つるぎ」という列車も、かつて存在していましたね。
この「つるぎ」は、来年(2015年)開業する北陸新幹線(金沢-長野間)の列車名のひとつに決まりました。
模型の20系客車も車内のインテリアなどが分かるようになっていました。
最後に20系の後継車となる、14系寝台客車スハネフ14形を紹介します。(つづく)
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コメント
こんにちは。モモパパです。
ブルトレの牽引機関車についてたヘッドマーク。
懐かしいな~。
客車のテールマーク。
「あかつき」「日本海」「彗星」「明星」「なは」「つるぎ」。
懐かしすぎます~。
あの頃はよかったな~。
投稿: モモのパパ | 2014年5月22日 (木) 09:09
モモのパパさんへ
おはようございます。
いつも、コメントありがとうございます。
「ブルトレブーム」の世代でしたか・・・。
あの頃って、自分は趣味雑誌や本などの写真で見たことはありますが、実物を見たことがあるのは、2年前にJR大阪駅で見た「日本海」くらいでしたね・・・。
あと、子供の頃ですが、小学生の時にEF65が牽引したブルトレ(たしか「富士」だった・・・)の筆箱を持っていました。
自分の場合、結局乗ることも叶わず、どんどんなくなって行く・・・。
おっしゃる通り、「あの頃」は本当に良かったですね。
投稿: 京阪快急3000 | 2014年5月22日 (木) 09:27