市営交通フェスティバルに参加しました。(1)
昨年の11月10日、私は大阪市交通局の緑木検車場において開催されたイベント「市営交通フェスティバル」に2年ぶりに参加しました。
今回は「市営交通110周年」という節目の年でもあったため、会場は多くの方が来場されていました。
今回の見どころですが、やはり大阪市交のHPにも記載されている30系3062号車(元は7000形7001号車)の自力走行でしょう。
すでに多くの人が集まっていたので、側面の運転台側がようやく写せました。
廃車当時の姿のまま、同車は現在までここで静態保存されていました。
乗降扉のステッカー(1998年頃まで)や、側窓の広告ステッカーも廃車当時のものなので、現在のものと異なっています。
このあと、車両部の方でしょうか?
この3062号車について説明されていらっしゃいました。
その説明をまとめてみると・・・(少々、長くなりますが・・・)。
この3062号車は、1967(昭和42)年の谷町線(当時は2号線と呼ばれていた)の開業(東梅田-谷町四丁目間)にともない、7000形と8000形で2両1組というセミステンレス製の「ユニットカー」として登場しました。
そして、前述の7000形、8000形も1970(昭和45)年の万国博輸送のため30系(後述)に編入され、1号線に移りました。
その後、1970(昭和45)年の万国博開幕にともない、御堂筋線(当時は1号線)用に30系(アルミカー。現在は3008号車が森ノ宮車両工場にて、製造当時の姿に復元され保存)を導入し、当時同線に在籍していた旧型車(100形~1000形)を一掃しました。
その後、御堂筋線への10系の投入により、四つ橋線(当時は3号線)に移り、幾度かの改番をへて、3062号車となりました。
説明のあと、まず室内灯の点灯が行われました。
自分も含め、周囲にいる方たちから歓声が聞こえました。
続いて、乗降扉の開閉です。
この作業は、乗務員室にいる職員さんの操作で行われました。
そして、このあとお待ちかねの復活走行が行われました。
内容ですが、まず遅いスピードで前進と後進、続いて当時を再現したかのような、ホームから発車するスピードで、走行したのでした。
どちらも、大阪市交伝統のタイフォンが鳴り、「懐かしいなぁ~」と思いました。
これで、30系の「復活走行」は終了し、のちに車内の公開をしますとのことでした。
では、ここであらためて3062号車の前面を見ていきましょう。
ご覧のように車内の見学は長蛇の列となっていました。
3062号車の前面です。
車番プレートと、貫通扉のカラー(四つ橋線用のブルー)などを除くと、ほぼ原形です。
「試運転」の表示がまたレトロさを感じさせますね。
前面左上を見てみましょう。
表示幕の左隣がステンレス板で塞がれている部分には、7000形時代に運行番号表示器があったのです。(つづく)
※2014.1.8 追記 今後の記事の更新は、個人的な都合により、3日に一度を目安とします。
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