(その3)の続きになります。
今回、最後に訪れたブースは「ミニ阪急電車ヒストリー」というブースです。
このブースは、今まで時間の関係で見学を逃していたのですが、今回ようやく訪問する機会を得る事ができました。
それでは、同ブースの展示物の中の一部を撮影したので、ここで紹介しておきます。
まずは、こちらから。
開業当時(箕面有馬電気軌道。現在の阪急宝塚線)に使用されていたレールです。
撮影した写真では分かりにくいかと思いますので、解説パネルをご覧いただきます。
続いて車両の模型が展示してあったので、見学しました。
各車両の解説につきましては、解説パネルを参照していただき、私なりの補足を加えさせていただきます。
開業時の車両、1形です。
阪神急行電鉄となり、1925(大正14)年に製造された、わが国最初の全鋼製試作車両である510号車です。
十三(じゅうそう)駅での事故により、製造後1年で廃車となった車両です。
こちらは、わが国初の量産全鋼製車両として、製造された600系です。
(その3)で紹介した602号車が廃車後、技術遺産として保存されていた川崎重工兵庫工場より、昨年この阪急正雀工場へ里帰りを果たしました。
900形です。
こちらは(その2)で紹介したように、900号車が後述する「P-6」こと100系116号車とともに、この正雀車庫でこのイベント時に動態保存運転が行われています。
現在の阪急京都線の前身、新京阪鉄道時代に製造された、100系(「P-6」)です。
戦前、国鉄(当時)の超特急「燕」を追い抜いた事や、大山崎-上牧間に工事中の東海道新幹線の線路を走ったという有名なエピソードは往年のファンの皆様でしたら、ご存知かと思われます。
100系の貴賓車として製造された、500号車です。
模型では、車内の様子まで再現されていました。
最後に紹介するのは、現在の「阪急スタイル」を確立したと言っても過言ではない、2000系(現在は一部の車両が能勢電鉄へ譲渡)と同じ年に製造された2300系です。
現在も若干改造を受けながら、一部の車両が京都線・千里線で活躍しています。
これらを見学した後、イベント会場である正雀車庫を後にしました。
これから帰路へ就きます。
ホームで列車を待っている間、周辺を観察していました。
動態保存の116号車の姿が見えました。
梅田を向かう6300系「京とれいん」が疾走して行きました。
到着した車両は、奇遇にも往路やイベント会場でも見た2300系(2315×7R)でした。
阪急の車両の中でも私がお気に入りの車両で帰路に就けて、嬉しかったです。
これで、今回の阪急のイベント参加の記録を終わらせていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。(完)
