「おおさか市営交通フェスティバル」に初参加(その5)
(その4)の続きになります。
最後は「市電保存館」の見学です。
その前に、作業用車両各種を見学しました。
こちらは「高所作業車」です。
さて、「市電保存館」(以下、同館)へ入る前に、30系3062号車(詳しくは(その4)で紹介)の後ろにこのような物が展示されてありました。
解説パネルには、「大阪市電 創業当時の台車」と記載されており、「ドイツのヘルブランド社が製造した日本に唯一現存するもの」と記載してありました。
車体は明治36(1903)年製の「2階付電車」の5号車のものです。
それでは、同館の展示車両を見て行きましょう。
この「タンク貨車」のような車両は、大正14(1925)年製の「散水車」(25号車)です。
同車による、散水の模様です。当時は現在と異なり、未舗装の道路だったため、製造したとのことです。
この車両は明治44(1911)年に登場した、現存する市電車両では最古となる、501形528号車です。
この車両は明治45(1912)年に大量に製造された、11形30号車です。
この車両は、大阪市電最初の鋼鉄製大型低床ボギー車の1601形1644号車です。
以上の4両は、「大阪市有形登録文化財」に指定されているとの札が掲出されていました。
同館にはあと2両、展示車両がありました。
この車両は、明治37(1904)年~44(1911)年まで「2階付き電車」の5号車で、当時、「魚釣り電車」、「納涼電車」などのニックネームで親しまれていた車両です。
同車は昭和28(1953)年の市電開業創業50周年記念時に、大正12(1923)年製の720号車を改造して復元されたものです。
最後に紹介するのは、大阪市電最後の新造車で、昭和31(1956)年に製造された、当時としては画期的だった性能を誇る、3001形3050号車です。
同車は市電が全廃される、昭和44(1969)年3月末日まで活躍していました。
これらの車両を見学した後、私は「スタンプラリー」にも参加し、景品を受け取った後、会場を後にしました。
今回の記事作成にあたり、以下の資料(会場で入手)を参考としました。
それがこちらです。
大阪市交発行の「市電保存館 見学のしおり」です。
今回、私は初めて同イベントに参加したわけですが、入口に「御堂筋線用30000系(31601F)」という「サプライズゲスト」(?)から始まり、会場では、私達ファンや親子連れのほか、若い女性の参加が多かったのに驚いたのは、私だけでしょうか・・・?
2年後の2013年は、「開業110周年」を迎える大阪市交がどんな様子になっているか、今から楽しみに思った次第です。(完)
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