希少性の高い 旧宇高連絡線の貨車「ヒ600」
JR四国多度津工場に、車両入換に使用される「ヒ600」という車両が存在しています。
この車両はかつて、旧国鉄宇高連絡船に不可欠な存在でした。
(宇高)連絡船は貨車を積んで往来する役目を果たしていました。
その貨車を押し込む際、重量のある機関車が桟橋と船をつなぐ可動橋に乗ると、バランスが崩れ事故につながるので、機関車と貨車の間にヒ600を数量挟み、編成の長さを調節していました。
こうした働きをすることからヒ600は、「控車」と呼んでいます。
このヒ600は、JR四国にも詳しい資料が無く、実測で長さ5.9m、幅2.4mとなっています。
「1982年に別の貨車を改造した」という説もあるようです。
また、ヒ600の車体には連絡船の発着地や貨車の船積みを示す「宇野駅常備」、「航送」という文字がうっすらと残っています。
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