JR西 ミリング式レール削正車 国内初導入
JR西日本は、オーストラリア製のレール削正車「ミリング式レール削正車」を国内で初めて導入しました。
レールの表面は、列車が走行しているうちに細かい傷が発生していきます。
この傷が広がると騒音が激しくなり、列車の安全、安定輸送にも支障を来たすため、保線車両でレールの表面を整える作業が必要になってきます。
JR西が新に導入したこのレール削正車の「ミリング」は、英語で「挽く、機械で削る」などを意味する「mill」に由来しています。
従来の車両がレールに砥石を当てて磨くのに対し、この車両はカンナをかけるようにカッター刃でレールの表面を厚さ0.3~1mm削り取ります。
この車両が1時間に作業できる区間は、最大約1kmで、従来より2倍近く延びました。
ちなみにこの車両を製造したリンジンガー社が付けた愛称は「ウォルフガング」とのことです。
オーストリアの作曲家モーツァルトのファーストネームから採り、車体には彼の肖像もあしらっています。
にほんブログ村
| 固定リンク
「JR」カテゴリの記事
- シリーズ「過去の撮影記録から」(23)少しだけ、JR東海の車両を(2020.08.16)
- 「学研都市線で行こう!スタンプラリー2018」に参加しました。(4)(2020.05.10)
- 「学研都市線で行こう!スタンプラリー2018」に参加しました。(3)(2020.05.05)
- 「学研都市線で行こう!スタンプラリー2018」に参加しました。(2)(2020.04.29)
- JRおおさか東線訪問記(4)(2020.04.11)
コメント